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『Wasted Tears』(ウェイステッド・ティアーズ)は、1989年9月1日に発売された浜田省吾のアルバム。 == 概要 == オリコン初登場1位を獲得し、2週目は2位にランクダウンしたが3週目で再び1位に返り咲いた。10週連続トップ10入りのロングセールスを記録。 本作は、2003年までに4作発売されているセルフカバー・バラードセレクションの第2弾である。アルバムのテーマは「30代の主人公の重く切ない“大人”の愛の物語」である。セルフカバー・バラードセレクションの位置付けとしては、10代の『EDGE OF THE KNIFE』、20代の『Sand Castle』の後という位置である。アレンジは全曲星勝が手がけた。 当初は1989年6月頃の発表が予定されており、一度はマスターテープも完成となっていたが、「BREATHLESS LOVE」をはじめとする数曲のトラック・ダウンの仕上がりに浜田が納得できず、発売日を延期し、さらに既にCDのプレス工場で40万枚ほどが生産されていたものも廃棄し、ボーカルの録り直しや楽器・コーラスを一部付け加えた上で、改めてトラック・ダウンをやり直したというほどの作品である。そのため、『BREATHLESS LOVE』など数曲、世に出回っていない幻のバージョンが存在する。 アルバム・ジャケットは『Sand Castle』を似せたデザインとなっている。これは浜田のほうからデザイナーの田島照久に指定したものである。 浜田省吾最後のLP盤となった(限定発売で『初夏の頃 〜IN EARLY SUMMER〜』『My First Love』『Journey of a Songwriter 〜 旅するソングライター』のLPは発売されている)。しかし、LP盤での出荷枚数が少なくまた、針飛び等の不良品が多く出回り、現在、オークション等で高額取引がなされている。 同年発売の浜田初の映像作品『ON THE ROAD "FILMS"』とW購入するとプレゼントがもらえる応募券が封入されていた。 2003年9月26日に、バラードセレクション第4弾『初秋』の発売を受けて、リマスタリング版にて再発された。初回盤はデジパック仕様だった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Wasted Tears」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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